道の駅うつのみや ろまんちっく村

道の駅うつのみや ろまんちっく村：農と遊と憩いの空間

栃木県宇都宮市にある「道の駅うつのみや ろまんちっく村」は、1996年9月14日に宇都宮市農林公園ろまんちっく村として開園し、2012年9月22日に道の駅としてリニューアルオープンした人気施設です。宇都宮市制施行100周年記念事業の一環として、農林業の振興、地域活性化、市民の余暇活動充実を目的に誕生しました。年間約140万人もの人々が訪れる、魅力あふれる道の駅について詳しく見ていきましょう。

多彩な魅力：農園体験から温泉、地ビールまで

ろまんちっく村の魅力は、その多様性に尽きます。いちご狩りやラベンダー摘みなど、季節に応じた農産物の収穫体験は、家族連れに特に人気です。広大な敷地内には1000台を超える無料駐車場があり、宇都宮環状道路からもアクセス良好です。入場無料という点も、利用者の増加に大きく貢献しています。

園内には、新鮮な農産物が購入できる直売所をはじめ、レストラン、パン工房、地ビール醸造所など、多様な飲食・物販施設が充実しています。特筆すべきは、オリジナルの地ビールと、その地ビールを使ったソフトクリームです。チョコレート風味のショコラビールも人気を集めています。さらに、併設されている温泉施設「ヴィラ・デ・アグリ」では、天然温泉と温水プールで日頃の疲れを癒すことができます。宿泊施設も備えているため、ゆっくりと滞在することも可能です。

経営改革と新たな展開

開園当初は入場料徴収を予定していましたが、実際には徴収されませんでした。開園後、利用者数の減少に直面し、10周年を機にリニューアルなどの対策が講じられましたが、経営は容易ではありませんでした。指定管理者制度導入を経て、現在は株式会社ファーマーズ・フォレストが運営しています。同社の斬新な運営改革により、収支の大幅な改善と入場者数の増加を実現し、現在も好調を維持しています。

施設紹介：農園、飲食、保養、公園

ろまんちっく村は、大きく分けて農園施設、飲食・物販施設、保養施設、公園施設の4つのエリアで構成されています。

農園施設では、クラインガルテンやろまんちっくファームで野菜や果物の収穫体験ができます。堆肥プラントは、園内の生ごみなどを堆肥にする設備です。体験センターや展示棟も整備され、農業に関する学びの場も提供しています。

飲食・物販施設には、「村の食堂」「パン焼き工房」「ファーストフードコート」などがあり、地元産の食材を使った料理が楽しめます。「ろまんちっく村市場」では、新鮮な農産物が販売されています。多目的ドーム「ローズハット」ではイベントなどが開催されます。2023年2月4日には、旧熱帯温室を改装した「大谷石ギャラリー」もオープンしました。

保養施設の「ヴィラ・デ・アグリ」には、天然温泉の湯処、温水プール、レストラン、宿泊施設があります。

公園施設には、「おいしい街・噴水プラザ」、「みのりの森」、「つるの家」、「にぎわい広場」などがあり、自然豊かな環境の中で散策や休憩を楽しむことができます。

アクセス

自動車では、国道293号、栃木県道22号大沢宇都宮線（新里街道）、東北自動車道宇都宮ICからアクセスできます。公共交通機関では、JR宇都宮駅西口から関東自動車のバスを利用できます。

まとめ

道の駅うつのみや ろまんちっく村は、農業体験、温泉、グルメ、レジャーが楽しめる複合施設です。家族連れ、カップル、友人同士など、幅広い層が楽しめる魅力的な空間です。宇都宮を訪れた際は、ぜひ足を運んでみてください。

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